9月は、台湾ホトトギスを筆頭に、少しずつ秋の花が咲き始めます。最初は、薄かった花色が、秋の深まりとともに濃くなっていく、そんな変化も楽しいアトリエの庭です。
■鉢盆栽
9月は、ホトトギス、ノギク、フジバカマなど、秋の花に加え、ボントクタデ、イヌタデ、ヒメタデなど花期長く、草紅葉も楽しめる草、そして春に楽しめるスミレやコバノタツナミソウなどを準備しました。
半日影が好きな草花で作る鉢盆栽
ホトトギス秋月(秋:花)
リュウノヒゲ(初夏:花 夏~冬:実)
スミレ(春:花) 鉢:手作り鉢
鉢:大竹慎一郎さん
■お手入れ
鉢:信楽焼
小さな鉢で作る鉢盆栽 左
マンションの外壁修繕の際に、工事の方が鉢を落としてしまったとのこと。鉢の修繕も一緒にやりました。中身を抜いて、接着剤で鉢をピッタリつけて、植えなおし。欠けた部分もいい味わいになりました。
鉢:大竹慎一郎さん
秋の山野草は、背の高いものが多くなります。良いバランスで植えるのは、なかなか難しいのですが、皆さま、素敵に植え込みできました。秋の山野草は花以外も楽しみがたくさん。ホトトギスは、つぼみが膨らんでいくところや種姿、ノギクは、晩秋まで残る花後の綿毛、ボントクタデはダイナミックな茎のラインときれいな草紅葉、ノガリヤスは葉のラインの美しさに加え、美しい穂。枯れ姿も楽しむのが山野草盆栽。
少しずつ変化していく姿を家でも楽しんでもらえたのではないかな。