アトリエに向かう道路からのアプローチでは、まずはじめにスノードロップが咲き、フキノトウ、クリスマスローズが続きます。空色のオオイヌノフグリや薄ピンクのヒメオドリコソウが咲くのもこの頃です。2月後半になると、アセビが蕾を膨らませ、ジンチョウゲが香り始めます。アトリエ横の小さな庭では、葉を落としたヒメシャラやジューンベリーの芽が膨らみ始め、スイセンやフジバカマの新芽がぐぐんぐん伸びてきました。日に日に春の景色に変わっていくのがこの季節の楽しさです。
緑道側の樹木もこの時期剪定が入るので、アトリエには太陽の光がたっぷりふりそそぎ、晴れた日は外の気温が低くてもポカポカです。そんな日は窓をあけて、外の空気を取り込みながら教室を実施しました。
1月と2月の3週目は苔玉の回。寒い時期は根をいじらない苔玉づくりを行います。この時期は、葉を落とさない常緑樹のナンテンを準備しました。
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勾玉の形のお皿にのせ 小さなヒヨコの人形を添えて |
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メタリックの釉薬のお皿にのせ 茶香炉を背景に |
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勾玉のお皿にのせ 子犬の人形を添えて |
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信楽焼の四角いお皿にのせ うさぎの人形とともに |
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丸い陶盤にのせて 小さなヒヨコの人形を添えて
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2月も中旬を過ぎると鉢盆栽を作れるようになります。2月は、春の花、ユキワリソウ、バイカオウレン、ショウジョウバカマ、台湾バイカカラマツ、大輪ヒメフウロソウなどを準備し、それに合わせる美しい葉の草花や少し先に花の咲く草花を準備しました。
コクリュウ(年間:葉 夏~冬:実)
ショウジョウバカマ(春:花 )
コバノタツナミソウ(春:花)
鉢:信楽焼
半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽
コクリュウ(年間:葉 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
ミヤコワスレ(春:花)
鉢:遠藤正樹さん 大竹慎一郎さんコラボ
春の景色を作る鉢盆栽
アミガサユリ(春:花)
ヒメカンスゲ(年間:葉 春:穂)
セントウソウ(春:花)
キジムシロ(春:花)
鉢:片岡美津江さん
半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽
コクリュウ(年間:葉 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
タチツボスミレ(春:花)
鉢:信楽焼
半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽
フイリリュウノヒゲ(年間:葉 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
コバノタツナミソウ(春:花)
鉢:遠藤正樹さん
春の景色を作る鉢盆栽
アミガサユリ(春:花)
スズメノヤリ(年間:葉 春:穂)
セントウソウ(春:花)
オヘビイチゴ(春:花)
鉢:片岡美津江さん
小さな鉢で作る鉢盆栽
左
ハルリンドウ(春:花)
八重ヒメフウロソウ(春~秋:花)
鉢:萬古焼
右
バイカオウレン(春:花)
鉢:信楽焼
陶盤:生徒さん自作陶盤
小さな鉢で作る鉢盆栽
左
台湾バイカカラマツ(春:花)
大輪八重ヒメフウロソウ(春~秋:花)
鉢:信楽焼
右
ヘビイチゴ(春:花・実 秋:葉)
鉢:萬古焼
半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽
コクリュウ(年間:葉 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
コバノタツナミソウ(春:花)
鉢:片岡美津江さん
春は、盆栽を作るのに一番いい季節です。色鮮やかな花が楚々と咲く景色は、いつまでも眺めていたくなります。皆さま植物や鉢を悩みながら選んでいただきましたが、それぞれ素敵な作品に仕上がりました。最後の撮影の際の陶盤や人形選びも楽しい時間です。
家でもぜひ、いろいろな小物とともに楽しんでもらえたらと思っています。