小さな自然と一緒に暮らす 季節ごとに姿を変える山野草の盆栽、その作り方、育て方をお伝えする教室です。

2021年1月16日土曜日

12月の盆栽教室の風景とみなさまの作品

 

アシズリノジギク、御所車、ヤマコウバシとキヨスミシラヤマギク等の寄せ植え盆栽


 12月は、アトリエすぐ横のジューンベリーもヒメシャラも葉を落とし、低くなった太陽の光が降り注ぎます。アトリエの中には、一番遅くに咲く、アシズリノジギクやキヨスミシラヤマギクの寄せ植えを飾り、晩秋の景色を楽しみました。


カゴに入った山野草盆栽の教材(ヤブコウジ、ユキワリソウ、コクリュウなど)




 12月は、寒くなるとできなくなる鉢盆栽を1週目にまとめて行います。クリスマスやお正月に楽しめる赤い実のヤブコウジをメインに、初春に咲く花などを準備しました。


教室の生徒の皆さまの山野草盆栽作品に独楽を添えて半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽


ヤブコウジ(初夏:花 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
フイリリュウノヒゲ(年間:葉 夏~冬:実)
鉢:瀬戸焼




教室の生徒の皆さまの山野草盆栽作品に松ぼっくりを添えて

半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽

ヤブコウジ(初夏:花 夏~冬:実)
バイカオウレン(初春:花 )
コクリュウ(年間:葉 夏~冬:実)
鉢:萬古焼




教室の生徒の皆さまの山野草盆栽作品に赤べこ黒べこを添えて

半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽

ヤブコウジ(初夏:花 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
フイリリュウノヒゲ(年間:葉 夏~冬:実)
鉢:信楽焼


教室の生徒の皆さまの山野草盆栽作品に赤べこ黒べこを添えて

半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽

ヤブコウジ(初夏:花 夏~冬:実)
青花マルバオウレン(初春:花)
フイリリュウノヒゲ(年間:葉 夏~冬:実)
鉢:瀬戸焼        


教室の生徒の皆さまの山野草盆栽作品に赤べこ黒べこを添えて

半日陰が好きな草花で作る鉢盆栽

ヤブコウジ(初夏:花 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
コクリュウ(年間:葉 夏~冬:実)
鉢:瀬戸焼





教室の生徒の皆さまの山野草盆栽作品に赤べこ黒べこ、独楽を添えて

小さな鉢二つで作る鉢盆栽
右側
フイリリュウノヒゲ(年間:葉 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花 )
鉢:生徒様持ち込み
左側
フイリユキノシタ(年間:葉)
鉢:中国鉢





クリスマスツリー型キャンドルスタンドとカゴに入ったゴールテリア苗



 続く2週目は、苔玉です。クリスマスとお正月に楽しめる大実ゴールテリアを準備いたしました。

 
金属釉の勾玉の形のお皿の上のゴールテリア苔玉と松ぼっくり
大竹慎一郎さんの勾玉の形のお皿に
松ぼっくりを添えて


黒に白のラインの入った信楽焼のお皿の上のゴールテリア苔玉と赤べこ黒べこ
信楽焼の四角いお皿
赤べこ黒べこを添えて


金属釉の勾玉の形のお皿の上のゴールテリア苔玉と松ぼっくり
大竹慎一郎さんの勾玉の形のお皿に
松ぼっくりをそえて


三日月型の鉢にのせたゴールテリア苔玉と大中小の松ぼっくりとサンキライの実
大竹慎一郎さんの三日月形の鉢
大小松ぼっくりと木の実を添えて


 寒い季節の赤い実は、見ているだけで心が温まります。飾るものを変えるとクリスマスもお正月も楽しめるのもいいところ。
 最後の撮影タイムでは、皆さんそれぞれお皿や小物を使って素敵なシーンを作ってくださいました。同じ植物でもいろいろ演出できるのが面白いところです。
 家のいろいろなお皿や小物でも楽しんでいただけると嬉しく思います。

2021年1月6日水曜日

2021年あけましておめでとうございます

窓辺のフキタンポポの山野草盆栽

 




 昨年は、新型コロナウイルスの影響で、世の中が変わってしまった一年でした。
睦草の教室も、オープンしたての中、状況に応じて教室をクローズしたり、定員を減らしたりするなど、特別な対応をすることとなりました。

 そんな中でも、植物たちは芽吹き、花を咲かせ、実をつけて、葉を落とし、いつもと変わらぬ姿を見せてくれました。なんとなく、心が落ち着かない日々に、それはとてもありがたいことでした。

 大変なことや残念だったことの多かった一年ですが、山野草盆栽と向き合う時間の多い一年になりました。山野草盆栽に出会ってから一番、観察をした一年だったかもしれません。それにより、今まで見過ごしていた素敵な景色がたくさんあることに気づかされました。 

ピンクに色づいたノジギクの花のアップ



 花びらの色の変化や、穂の色の変化、種の姿の面白さ、草紅葉の進行具合、枯れ葉や枯れ草の造形美などなど思わぬ発見をするたびに心が躍りました。 

ムラサキエノコロの穂のアップ



  今年もまた、みなさまとともに嬉しい発見をたくさんできたらと思っています。 

  本年も何卒よろしくお願いいたします。