小さな自然と一緒に暮らす 季節ごとに姿を変える山野草の盆栽、その作り方、育て方をお伝えする教室です。

2022年6月7日火曜日

3月の盆栽教室の風景とみなさまの作品


ジュウガツザクラ・セントウソウ・ジュウモンジシダ





 少しさかのぼりますが、3月の教室の風景と生徒の皆様の作品です。

 3月はアプローチにオオイヌノフグリやヒメオドリコソウが咲き、後半には、アトリエ横のジューンベリーが真っ白の花を咲かせます。
 明るい陽射しのもと、色とりどりの春の山野草を使って作品を作りました。



 ■鉢盆栽




 3月は、春に咲くタチツボスミレ、ユキシロキンバイ、台湾バイカカラマツ、そして、少し先に咲く、チシマタンポポ、黒葉ニガナ、ミヤコワスレ、コバノタツナミソウ、チョウジソウ、葉や穂を楽しむ、ヒメカンスゲ、スズメノヤリ、クサイなどを準備しました。



葉を楽しむ草を加えた鉢盆栽
バイカイカリソウ(春:花 秋:葉)
ユキシロキンバイ(春:花)
ヒメアブラススキ(秋:穂 年間:葉)
ヒメウズ(春:花)
鉢:大竹慎一郎さん



ひなたが好きな草花の鉢盆栽
葉を楽しむ草を加えた鉢盆栽
コバノタツナミソウ(春:花)
チョウジソウ(春:花)
ヒメカンスゲ(春:花 年間:葉) 
 鉢:信楽焼


小さな鉢に植えた鉢盆栽3つ
オトメギボウシ(初夏:花 春から秋:葉)
大輪ヒメフウロソウ(春から秋:花)
セントウソウ(春:花)
タチツボスミレ(春:花)
ヒダカミセバヤ(秋:花 春から秋:葉)
鉢:陶芸体験教室で作った自作鉢


葉を楽しむ草を加えた鉢盆栽
台湾バイカカラマツ(早春から初夏:花)
ヘビイチゴ(春:花 秋:葉)
クサイ(初夏:穂 年間:葉) 
鉢:陶芸体験教室で作った自作鉢


春の景色を作る鉢盆栽
台湾バイカカラマツ(早春から初夏:花)
ヤクシマツルキンバイ(春:花 秋:葉)
スズメノヤリ(春:穂 年間:葉) 
鉢:大竹慎一郎さん


半日陰が好きな植物で作る鉢盆栽
ミヤコワスレ(春:花)
コバノタツナミソウ(春:花)
コクリュウ(初夏:花 秋から冬:実 年間:葉) 
鉢:片岡美津江さん


ひなたが好きな植物で作る鉢盆栽
ユキシロキンバイ(早春:花)
タチツボスミレ(春:花)
チョウジソウ(春:花 秋:葉) 
鉢:片岡美津江さん


■お手入れ

作業前
今まで作った鉢の初めての春のお手入れをしました。
一つ一つ枯れた草をとり、多すぎるものを抜いたり、剪定したりします。位置が悪いものは植え替えをして、苔を貼りなおすと見違えるようになります。

作業後
咲いている花や新芽が引き立つ、春の作品に生まれ変わりました。一冬超えた作品は、一緒に植えた草花がお互いになじみ、自然な雰囲気になります。春のお手入れは大変ですが、そんな景色に出会えるご褒美が待っています。



作業前
こちらも今まで作った鉢や苔玉の初めての春のお手入れです。
冬の間、地上部が一切なくなる宿根草は、消えてしまったかと心配になります。
一つひとつ、今の状態を確認して、うまく管理できていることをお伝えしました。


作業後
不要な草を抜き、汚くなった葉を整理すると、春の景色がたくさん生まれました。




 小振りで優しい色の花が多いこの季節。出来上がる作品も可憐です。新芽が出たばかりのものも、春の成長は著しく、このあと一気に花を咲かせてくれるでしょう。
 この時期は、春のお手入れのレッスンも増えます。自分が魔法使いになったように春の景色を作りだせるので、この作業が私は大好きです。みなさんにもその楽しさを感じていただけるといいなと思いながらやっています。



7月の山野草・苔玉の盆栽教室のご案内

 





 

 7月の教室の日程が決まりました。

 7月は、1週目に鉢盆栽、2週目に苔玉の教室となります。根を触る鉢盆栽は、真夏は避けた方がよいからです。
 緑陰を思わせる樹木の苔玉や、緑の葉があふれる山野草盆栽は、部屋に飾るとその一角が涼やかになります。暑い夏に向けて、涼を呼ぶ作品を、一緒に作りましょう。

 ご希望の方は、こちらのページをご確認の上、お申し込みください。引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策をとり、定員も通常4名のところ、3名とさせていただきます。状況により適宜変更いたします。ご迷惑をおかけしますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。


2月の盆栽教室の風景とみなさまの作品



ヒメシャラの冬芽のアップ
ヒメシャラの冬芽




 少しさかのぼりますが、2月の教室の風景と生徒の皆様の作品です。

 2月も立春を過ぎると、なんとなく春の気配。アプローチに春の妖精、スノードロップが咲き出します。名前の通り、真っ白な雪のしずくのような花が、晴れた日に、ぶら下がった花びらが目いっぱい開きます。アトリエには、低い位置から太陽の光が入り、日が射しているいる間は暑いくらいです。そんな柔らかな光の中で、早春の山野草を使って作品作りをしました。


 ■苔玉

 2月の苔玉も、冬でも葉が落ちないナンテンです。


信楽焼の角皿にのせたナンテンの苔玉 うさぎの人形とともに
信楽焼の角皿にのせて
うさぎの人形とともに


 ■鉢盆栽


かごに入ったたくさんの山野草の苗




 2月は、早春に咲きはじめた雪割草やバイカオウレン、春に咲くタチツボスミレ、ユキシロキンバイ、台湾バイカカラマツ、そして、少し先に咲く、チシマタンポポ、黒葉ニガナなどを準備しました。




半日陰が好きな草花の鉢盆栽
雪割草(早春:花)
ミヤコワスレ(春:花)
フイリリュウノヒゲ(初夏:花 年間:葉)
鉢:信楽焼






春の景色を作る鉢盆栽
スズラン(初夏:花 夏~秋:実)
スズメノヤリ(春:穂 秋:草紅葉) 
ヤクシマノギク(夏~秋:花)
 鉢:阿部三有紀さん




半日陰が好きな草花の鉢盆栽
ヤブコウジ(初夏:花 夏~冬:実)
ユキワリソウ(初春:花) 
アジュガ(春:花)
鉢:片岡美津江さん





ひなたが好きな草花の鉢盆栽
タチツボスミレ(春:花)
ユキシロキンバイ(春:花)
ノギク(夏~秋:花) 
 鉢:信楽焼



ひなたが好きな草花の鉢盆栽
台湾バイカカラマツ(早春から初夏:花)
タチツボスミレ(春:花)
ヘビイチゴ(春:花 実)
鉢:遠藤正樹さん






ひなたが好きな草花の鉢盆栽
タチツボスミレ(春:花)
ユキシロキンバイ(春:花) 
黒葉ニガナ(春:花 年間:葉)
ネジバナ(初夏:花)
 鉢:片岡美津江さん






ひなたが好きな草花の鉢盆栽

タチツボスミレ(春:花)
ユキシロキンバイ(春:花) 
黒葉ニガナ(春:花 年間:葉)
ネジバナ(初夏:花)
 鉢:信楽焼






ひなたが好きな草花の鉢盆栽
台湾バイカカラマツ(早春から初夏:花)
タチツボスミレ(春:花)
ヘビイチゴ(春:花・実 秋:草紅葉)
 鉢:大竹慎一郎さん






ひなたが好きな草花の鉢盆栽
台湾バイカカラマツ(早春から初夏:花)
ヤクシマツルキンバイ(春:花 秋:草紅葉)
ノコンギク(秋:花・綿毛)
 鉢:信楽焼






半日陰が好きな草花の鉢盆栽
雪割草(早春:花)
コバノタツナミソウ(春:花)
コクリュウ(初夏:花 秋~冬:実 年間:葉)
 鉢:片岡美津江さん





半日陰が好きな草花の鉢盆栽
雪割草(早春:花)
コバノタツナミソウ(春:花)
フイリリュウノヒゲ(初夏:花 秋~冬:実 年間:葉)
 鉢:阿部三有紀さん





半日陰が好きな草花の鉢盆栽
雪割草(早春:花)
ミヤコワスレ(春:花)
コクリュウ(初夏:花 秋~冬:実 年間:葉)
 鉢:片岡美津江さん




木の板にのった作品とフクロウの人形

葉を楽しむ草を加えた鉢盆栽
バイカオウレン(早春:花)
コバノタツナミソウ(春:花)
ナキリスゲ(秋:穂 年間:葉)
 鉢:片岡美津江さん






ひなたが好きな草花の鉢盆栽
台湾バイカカラマツ(早春から初夏:花)
タチツボスミレ(春:花)
ヘビイチゴ(春:花・実 秋:草紅葉)
 鉢:信楽焼





自作の半月の陶板2枚を組み合わせたものにのせた作品とひな人形

春の景色を作る鉢盆栽
ショウジョウバカマ(春:花)
フイリヒメカンスゲ(春:花・穂)
ホタルブクロ(初夏:花)
 鉢・陶板:生徒さん自作鉢






年間楽しむ鉢盆栽
ショウジョウバカマ(春:花)
ミヤコワスレ(春:花)
ホタルブクロ(初夏:花)
ダイモンジソウ(秋:花)
ナキリスゲ(秋:穂 年間:葉)



 
  春、目覚めたばかりの山野草で作る盆栽は、葉も小さく少しおとなしめ。でも、このあと、葉が展開して花が咲きはじめると全く違う景色を見せてくれます。そんな変化も山野草盆栽の醍醐味です。日々、成長を見守りながら楽しんでいただけたらと思います。

2022年5月31日火曜日

6月の1day ショップのご案内








 6月の1day ショップ(山野草盆栽の鉢・陶盤の販売の月1回のショップ)は、6月18日(土)です。鉢や陶盤をぜひ、探しにいらしてください。植えたい植物がある場合は、それをお持ちいただいて、鉢に入れたり横におたりしてお選びいただけます。

 ※山野草盆栽や苔玉の販売はありません。

 小さなアトリエで行うので、2名入れ替えで予約制となります。ご希望の方は、こちらのページからお申込みください。




2022年5月26日木曜日

1月の盆栽教室の風景とみなさまの作品

 







 久しぶりの教室の風景のご案内となりますが、まずは、1月から。

 1月は、晴れた日は、アトリエは、サンルームのように暖かくなり、暖房いらず。ただ、日が落ちると急に寒くなるので、太陽の動きを見ながら空調の調節が必須。アトリエを作ってから太陽の軌道を気にするようになりました。

 1月は寒くて盆栽を作るのには適さないので、苔玉のみの教室となります。


 ■苔玉の苗






 1月の苔玉は、冬でも葉が落ちないナンテンです。この時期は真っ赤に紅葉しています。枝ぶりや、葉の大きさなど、それぞれ個性があるので、それらを以下して、作品作りをしていただきました。


大竹慎一郎さんのメタリックなお皿の上にのせて
お福人形とともに



大竹慎一郎さんのメタリックな陶板にのせて
うさぎの人形とともに



自然石のお皿にのせて



自然石のお皿に載せて



紫の釉薬の陶盤にのせて
ヒヨコとドングリとともに


 ■お手入れ

 苔玉のレッスンの際に、今まで作った鉢のお手入れを行うことができます。


お手入れ前

 冬の枯れ姿も山野草盆栽の魅力の一つ。飛び込んで芽生えた不要なクサをとり、流れを意識して、整えました。

ヒメアブラススキ・ホソバヒメタムラソウの枯れ姿



ホソバヒメタムラソウは種姿もかわいい


ノギクの枯れ姿 足元の緑はイシガキヤクシマスミレ
 
ノギクがきれいに綿毛になりました


 
  自分で選んだ素材の個性を生かして苔玉が完成。それぞれ選んだ陶板や置物で素敵な景色を演出していただきました。真っ赤に紅葉したナンテンは、色の少なくなるこの時期にとても活躍してくれます。このあと、ナンテンの葉はだんだん緑の葉が多くなり、夏には緑一色に。陶板や置物を工夫して、一年を通して楽しんでいただけるといいなと思います。

 お手入れで持ってきていただく鉢を拝見するのも私の楽しみの一つ。苗をお選びいただく時に「このノギクは綿毛も楽しめますよ」と説明するのですが、その通りになったのを喜んでいただけると、私も嬉しくなります。
 花の時期だけではなく、その後の種姿や、草紅葉など、一つの植物でも楽しめる要素がたくさんあります。育てていく中で、それらの魅力を一つ一つ発見して実感していただけたらと思います。





2022年5月5日木曜日

6月の山野草・苔玉の盆栽教室のご案内

 



 

 6月の教室の日程が決まりました。

 6月の前半は、初夏を味わうのによい気候。後半は梅雨に入りますが、雨の庭を近くに眺めながらの教室も、また味わいがあります。暑い夏に飾れる、緑の葉がいっぱいの苔玉や盆栽を一緒に作りましょう。

 ご希望の方は、こちらのページをご確認の上、お申し込みください。引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策をとり、定員も通常4名のところ、3名とさせていただきます。状況により適宜変更いたします。ご迷惑をおかけしますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。


5月の1day ショップのご案内

 





 5月の1day ショップ(山野草盆栽の鉢・陶盤の販売の月1回のショップ)は、5月22日(日)です。鉢や陶盤をぜひ、探しにいらしてください。植えたい植物がある場合は、それをお持ちいただいて、鉢に入れたり横におたりしてお選びいただけます。

 ※山野草盆栽や苔玉の販売はありません。

 小さなアトリエで行うので、2名入れ替えで予約制となります。ご希望の方は、こちらのページからお申込みください。




2022年4月3日日曜日

5月の山野草・苔玉の盆栽教室のご案内

 


 

 5月の教室の日程が決まりました。

 5月は、ちょうどよい気候で、アトリエもとても気持ちのよい空間になります。木々の鮮やかな緑や初夏の花を間近に見ながら、一緒に盆栽を作りましょう。

 ご希望の方は、こちらのページをご確認の上、お申し込みください。引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対策をとり、定員も通常4名のところ、3名とさせていただきます。状況により適宜変更いたします。ご迷惑をおかけしますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。


4月の1day ショップのご案内

 






 4月の1day ショップ(山野草盆栽の鉢・陶盤の販売の月1回のショップ)は、4月29日(金・祝)です。鉢や陶盤をぜひ、探しにいらしてください。今回は、久しぶりに萩焼の鉢が入荷しました。

 ※山野草盆栽や苔玉の販売はありません。

 小さなアトリエで行うので、2名入れ替えで予約制となります。ご希望の方は、こちらのページからお申込みください。