3月は、アプローチのミスノウチやニワウメが綺麗に咲き、所々でタチツボスミレが顔を見せます。下旬になるとアトリエ横の庭のジューンベリーが白い花をたくさんつけ、一気に華やかになります。
あたたかな日差しが降り注ぐアトリエで、お手入れしたり、新たな作品を作ったりしました。
3月は、早春に咲く葉も花も小さなセントウソウ、小さな可憐な花を長いこと咲かせてくれる台湾バイカカラマツ、薄紫の色がかわいいタチツボスミレ、真っ白な花と葉の形が面白いヒゴスミレなどと、それに合う少し先の時期に花を咲かせる苗を準備しました。また、この時期は、雑木と山野草の寄せ植え盆栽の適期、3回以上鉢盆栽を作った方を対象とした勉強会では、ヤマアジサイやツリバナマユミとそれに合う草を準備しました。
■お手入れ
3月は、春の花が次々と咲きだし、木々の新芽も芽生える頃。植物の生命力を感じる季節です。
2月の引き続き、この時期は、お手入れするのにも最適なシーズン。すべての鉢、この春のお手入れをすると、この一年の管理がとても楽になります。思わぬところから出てきた新芽を抜いて、いい位置に植えなおしたり、多すぎる草を抜いて減らしたり。近くの方は、たくさんの鉢をお持ちいただいて、お手入れ三昧。遠くの方は、たくさん鉢をもって来られないので、一つお持ちいただいたもので実践し、残りはおうちでやっていたきます。それぞれに合わせて、レッスン内容を調整できます。
今回は、睦草の教室の生徒さん、根洗いへのチャレンジ第一号となりました。3年経たないと根洗いにならないので、感慨深いものがあります。根洗いにすると、鉢に入っているのとはまた違った景色になります。鉢がない分、優しい姿になるので、これもまた楽しんでいただけるといいなぁと思います。
そして、雑木と山野草の寄せ植え盆栽は、この時期に作るのが一番確実です。日程を合わせて勉強会を開き、素材の選び方、植えつけ方などを学びます。ここから、スタートし、長期戦で樹形を作っていきます。山野草盆栽とはまた違った面白さがあるので、楽しんでいただけるといいなぁと思います。